上善如水はまずい?うまい?評判や口コミ、販売場所も解説

日本酒の中でも独特の存在感を放つのが、新潟の銘酒「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」です。
名前の由来は老子の「上善は水の如し」にあり、その名の通り「水のようにすっきり飲める酒」として知られています。
しかし、その個性ゆえに「上善如水はまずい」と感じる人も少なくありません。
淡麗で軽快な飲み口が
・物足りない
と受け取られたり、逆に水のような飲みやすさが「日本酒らしくない」と言われることも。
本記事では、上善如水の特徴を整理しつつ、“まずい”と評される理由、“うまい”と支持される理由を詳しく解説。
さらにおすすめの飲み方や購入場所についても紹介していきます。
上善如水とは
出典:https://www.jozen.co.jp
上善如水は、新潟県南魚沼郡湯沢町の「白瀧酒造」が手がける日本酒ブランドです。
創業1855年、雪国ならではの清らかな水と厳しい寒さが醸し出す淡麗な酒造りで知られています。
その中でも「上善如水」は1990年に誕生し、名前の通り「水のように透明感ある味わい」をコンセプトとしています。
飲み口は非常に軽く、すっきりとしていて香りも控えめ。
特に日本酒初心者や女性層から「飲みやすい」と支持される一方、辛口のキレを求める愛好家には「物足りない」とも感じられます。
ラインナップは純米吟醸を中心に、スパークリングや梅酒とのコラボなど幅広く展開。
洗練されたボトルデザインも特徴で、海外展開も積極的に行い、国際的にも評価される日本酒ブランドのひとつです。
「まずい」と感じられやすい理由
水のように軽すぎて“薄い”と受け取られる
上善如水の最大の特徴である「水のごとし」という飲み口は、賛否両論を生みやすい要素です。
日本酒に豊かな旨味や濃厚なコクを期待する人にとっては、
・味の輪郭がなく淡白すぎる
と感じられます。
特に、芳醇辛口や山廃仕込みなど力強い酒を好む人からは「日本酒の良さが感じられない」と厳しく評価されることも少なくありません。
飲みやすさを追求した結果、逆に“味がしない”と表現されやすいのです。
香りが控えめで物足りない
現代の吟醸酒や大吟醸は、フルーティーで華やかな香りが人気を集めています。
しかし上善如水は香りが控えめで、穏やかな立ち上がりが特徴です。
そのため、香りの華やかさでお酒を楽しみたい層には
・鼻に抜ける余韻がない
と物足りなく映ることがあります。
「香りを楽しみに開けたのに、ほとんど印象に残らなかった」という声もあり、香り重視派にとってはネガティブ評価につながりやすいのです。
日本酒らしさが弱いと感じる人も多い
日本酒の魅力といえば
・麹の香り
・ふくよかなボディ感
を想像する人も多いでしょう。
しかし上善如水はその真逆を行くコンセプトで、日本酒らしい重厚さや“米の甘みの厚み”をあえて抑えています。
そのため
・日本酒を飲んでいる気がしない
と思う人も出てきます。
特に日本酒に慣れた愛飲者ほど、シンプルすぎる味わいを“軽すぎる=まずい”と感じやすいのです。
料理によっては酒が負けてしまう
淡麗で軽やかな酒質は、あっさりとした和食にはよく合いますが、濃厚な料理との相性では酒の存在感が消されてしまいます。
たとえば焼肉や中華料理など脂の多い料理と合わせると、
・料理に負けてお酒の良さが消える
と評価されることがあります。
食中酒として万能ではない点が「上善如水はまずい」と言われる一因になっています。
冷やしすぎると味わいがさらに希薄に
上善如水は冷やして飲むと爽快感が増しますが、冷やしすぎると香りも旨味もさらに弱まってしまい、本当に“ただの水”のように感じることがあります。
「冷蔵庫から出したてを飲んだら水と変わらなかった」という感想もあり、飲む温度によって評価が極端に変わるのです。
お酒としての存在感を期待する人にとっては、冷やしすぎる飲み方は「味がなくてつまらない=まずい」と映ってしまいます。
価格と満足度のギャップ
上善如水は、スタイリッシュなボトルデザインやブランド力も相まって、他の淡麗系日本酒より高めの価格で販売されることがあります。
そのため
・もっと安い淡麗酒でも同じような味
といった声も少なくありません。
特に、銘柄名やボトルデザインから“特別感”を期待して購入した人が、「期待したほど美味しくない」と感じた場合、失望感が“まずい”という評価に変わりやすいのです。
「うまい」と支持される理由
圧倒的な飲みやすさ──“水のごとし”の真価
上善如水が支持される最大の理由は、その飲みやすさです。
「水のように澄んだ酒質」をコンセプトに掲げており、日本酒独特のクセやアルコール感を感じにくいため、初心者でも抵抗なく口にできます。
「日本酒は苦手だけど、上善如水なら飲める」という声は多く、女性や若い世代からの支持が厚いのも特徴です。
軽快な口当たりとすっきりした後味は、疲れた日の食卓や乾杯の一杯としても違和感なく溶け込みます。
この「気軽に飲める」点こそ、長年ファンを獲得してきた理由のひとつです。
食中酒としての万能性──料理を引き立てる脇役
派手な香りや強い旨味は持たないものの、だからこそ料理との相性が抜群です。
・塩で味付けした焼き鳥
・出汁をきかせた煮物
など、繊細な味付けの料理と合わせると、お互いを邪魔せず調和します。
特に「酒の味が強すぎて料理が負ける」と感じることがないのは大きな魅力で、家庭料理から料亭の一品まで幅広く対応可能です。
食中酒に求められるのは主役ではなく「寄り添い方」であり、その点で上善如水は理想的な存在といえます。
スタイリッシュなデザインと現代性
透明なボトルに白いラベルというシンプルかつ洗練されたデザインは、日本酒のイメージを刷新しました。
従来の日本酒は
・渋い瓶
が主流でしたが、上善如水はワインや洋酒を思わせるモダンなデザインで、贈り物やパーティーの席でも映えます。
特に若い世代や海外の消費者には「おしゃれで手に取りやすい日本酒」として評価されており、見た目の美しさが味覚体験をよりポジティブに彩ります。
「まず飲みたい」と思わせる外観は、美味しさの体験を後押しする重要な要素です。
豊富なラインナップによる楽しみの広がり
定番の純米吟醸に加え、スパークリング日本酒、季節限定の生酒、さらには梅酒仕立てなど、上善如水シリーズは多彩に展開されています。
これにより、同じブランドでもシーンに応じて選び分けが可能。
・冬は温めても楽しめる純米吟醸で
といった形で、年間を通して飽きずに楽しめるのです。
また、限定品を試す楽しみがファンのリピートを促し、愛好者同士の会話のきっかけにもなっています。
海外市場での高い評価
上善如水は海外輸出に力を入れており、ヨーロッパやアジア、アメリカでも流通しています。
「クセが少なく、白ワインに近い感覚で楽しめる」と評され、特に日本酒に馴染みのない人々にとって入門酒として重宝されています。
実際に国際的な酒類コンテストでも受賞歴があり、その品質はグローバルに認められています。
「日本酒を世界に広める入り口」という役割を果たしている点も、「うまい」とされる背景にあります。
季節やシーンを選ばない軽快さ
濃厚な日本酒は冬の鍋やこってり料理には合う一方で、夏場には重く感じられることもあります。
その点、上善如水は季節を問わず軽快に楽しめるのが強みです。
冷やして爽快に飲めば夏の暑さを和らげ、常温なら食卓の中心に自然に馴染みます。
飲み疲れしにくいため、長時間の宴席や家飲みでも最後まで快適に楽しめるという実用的な魅力も持っています。
口コミ
まずいと言う口コミ
上善如水とかいう糞まずいな
無味— なんしろー (@fuzitake5656) January 18, 2018
ちなみに上善如水はまずい。こんどいい日本酒のみ倒してきたワイが色々飲ませてやろう!
— なかまこ@SUNABACO (@nakamakoko) January 16, 2017
でも上善如水はまずいです😐
— 海月ちゃん (@vesu33) May 29, 2024
酒飲みじゃないけど上善如水まずい
— ぽぽじま (@spoponge) November 11, 2014
上善如水まずい
— ぽぽじま (@spoponge) November 11, 2014
うまいと言う口コミ
雪男可愛いーーーw
上善如水うまいฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ!! pic.twitter.com/AkeXjEN2Mw— haru (@s88haru) April 24, 2018
上善如水うまい pic.twitter.com/jG0xMK15ck
— saku (@RoriP_dh) March 1, 2019
上善如水うまい、なくなる。 pic.twitter.com/BWQgqSzlej
— おかちやん (@t_o_myyk) April 28, 2020
上善如水。
うまい!!
甘すぎず、フルーティー!! pic.twitter.com/dbG2ID1vIf
— へるにゃんこ【腐】 (@hellnyanco2) January 10, 2021
上善如水うまいよなーあと名前クソカッコいい pic.twitter.com/dEoNzDdh8U
— こばやし (@NDERC5) September 20, 2022
おすすめの飲み方
冷やしてワイングラスで
よく冷やし、透明なグラスで楽しむと見た目も涼やか。
フルーティーなニュアンスを最も感じやすい飲み方です。
常温でじっくり味わう
常温にすると控えめな甘みや旨味が広がり、水のような飲みやすさに程よい厚みが加わります。
スパークリング日本酒で乾杯に
発泡タイプの上善如水は、シャンパン感覚で楽しめます。
乾杯や食前酒としても映える一杯です。
カクテル風にアレンジ
柑橘系の果汁やソーダで割ると爽やかさが増し、日本酒に慣れていない人でも楽しめます。
夏場におすすめの飲み方です。
売っている場所
上善如水は、全国の酒販店や大型スーパー、日本酒を扱う百貨店などで幅広く入手できます。
特に新潟や首都圏の専門店ではラインナップも豊富です。
また、公式オンラインショップやAmazon、楽天市場などの大手通販サイトでも購入可能で、定番の純米吟醸からスパークリング、季節限定品まで取り扱われています。
海外輸出も盛んなため、欧米やアジアの一部の酒専門店でも販売されており、国際的に手に入れやすい日本酒のひとつです。
まとめ
上善如水は「水のようにすっきり飲める」という独自のコンセプトが、評価を二分する日本酒です。
濃厚な味を求める人には「薄い」と感じられ、食中酒としても力不足に思われることがあります。
しかし一方で、
・洗練されたデザイン
・料理との調和性
などが魅力で、特に初心者や幅広い層から「うまい」と評価されています。
飲み方やシーンを工夫すれば、その軽やかさが最大の魅力に変わるお酒です。
入手のしやすさやバリエーションの豊富さもあり、日常から特別な場まで幅広く楽しめる一本といえるでしょう。