オオズワイガニはまずい?違いは?味は?評判や口コミも交えて解説

冬の味覚の代表格といえば、カニ。
その中でもオオズワイガニ(大ズワイガニ)は、ズワイガニの一種でありながら価格が比較的リーズナブルで、スーパーや通販でよく見かける存在です。
しかし、ネット上では「オオズワイガニ まずい」という意見も散見されるのが現実です。
この記事では、なぜそのように言われてしまうのか、味の特徴や他のカニとの違いを深掘り。
実際のところ「オオズワイガニは本当にまずいのか?」を検証していきます。
さらに、美味しく食べるためのコツや調理方法についても紹介します。
オオズワイガニとは?ズワイガニとの違い
オオズワイガニとは、カナダやロシアなどの寒冷地域で漁獲されるズワイガニの一種で、英名では「Queen Crab(クイーンクラブ)」と呼ばれます。
一般的に知られているズワイガニ(本ズワイガニ)よりもサイズがやや大きく、価格も安価で手に入りやすいのが特徴です。
しかし、味わいについては
・甘みが少ない
といった評価を受けることも。
これが「オオズワイガニはまずい」と言われる背景の一つです。
「まずい」と言われる主な理由
水っぽい食感
オオズワイガニに対してよくある不満の一つが「水っぽい」という感想です。
本ズワイガニやタラバガニに比べると、オオズワイガニは身の繊維が粗く、水分が多めです。
そのため、解凍方法や調理の仕方によっては、ベチャッとした食感になってしまうこともあります。
この食感の違いは、期待していた
・しっかりした甘み
とのギャップから「まずい」と感じられる原因になります。
カニ味噌の量が少ない
カニ好きの中には「カニ味噌」を重視する人も少なくありません。
しかし、オオズワイガニは味噌の量が少なく、風味もやや弱めな傾向があります。
味噌を楽しみにして購入した人にとっては、これが大きなマイナスポイントになりやすいです。
冷凍流通による品質劣化
市販されているオオズワイガニの多くは冷凍品です。
解凍の仕方によってはドリップ(旨み成分の流出)が発生し、身の質感や風味が著しく落ちてしまいます。
・旨みが抜けていた
といった声は、品質の問題というよりは解凍や保存の仕方に起因している場合も多いのです。
塩分の強さやしょっぱさ
冷凍のオオズワイガニは、塩茹でされている状態で販売されていることが多く、解凍後にそのまま食べると「塩辛い」と感じることがあります。
塩抜きなどの下処理をしないまま食べると
と判断されてしまう可能性があります。
実は美味しい?オオズワイガニの魅力
「まずい」と言われがちなオオズワイガニですが、調理法や食べ方を工夫すれば本来の旨みをしっかり引き出すことができます。
ここでは、その美味しさやおすすめの楽しみ方を紹介します。
身は柔らかくてジューシー
オオズワイガニの特徴は、身の柔らかさとジューシーさにあります。
本ズワイガニのようなプリッとした食感とは異なるものの、噛むほどに旨味が広がる「しっとり系」の美味しさがあります。
カニ鍋やカニ雑炊など、出汁として旨味を引き出す料理では特に相性が良いです。
カニしゃぶやグラタンに最適
水分が多めのオオズワイガニは、加熱料理との相性が抜群です。
カニしゃぶにすると、身がホロっとほぐれ、優しい甘みがスープに染み出します。
また、カニグラタンやカニクリームコロッケなどの料理に使うと、ふっくらとした食感が生かされてとても美味しく仕上がります。
コスパが高い
本ズワイガニやタラバガニに比べて価格が安いため、大人数でカニを楽しむ際には非常に重宝されます。
品質にばらつきはありますが、信頼できる販売元から購入すれば、十分満足のいくカニ料理が楽しめるはずです。
美味しく食べるためのコツ
自然解凍を心がける
冷凍のオオズワイガニは、できるだけ冷蔵庫でゆっくりと自然解凍するのがポイントです。
急速に解凍すると、ドリップが多く出て旨味が逃げてしまいます。
時間はかかりますが、低温でじっくり解凍することで身の質感と風味が保たれます。
下処理で塩分調整
塩気が気になる場合は、軽く塩抜きするのがおすすめ。
流水で表面の塩分を流すか、10分ほど水に浸けて塩分を和らげましょう。
それだけで味がまろやかになり、食べやすくなります。
だしとして使うと絶品
水分が多めであることを逆に生かして、鍋料理や味噌汁など「出汁を取る」用途に使うのも非常におすすめです。
カニの旨味がスープに染み出し、贅沢な味わいになります。
カニ雑炊にすれば、身を最後まで余すことなく楽しめます。
他のカニとの比較で見える「期待値のギャップ」
オオズワイガニに「まずい」という印象を抱く人の多くは、本ズワイガニやタラバガニと比較して
・身がふっくらしていない
と感じるようです。しかし、これは“味の種類が違う”と捉える方が正解です。
タラバガニ:ボリューミーで肉質がしっかり
オオズワイガニ:水分が多く、ジューシーで優しい味
このように、カニごとの特徴を理解した上で食べると、オオズワイガニならではの良さが見えてきます。
口コミ
今年のきまぐれクックさんのオオズワイガニ、ビックリするほど不味いんだが。
— 陰陽 (@matuuraaaa) May 23, 2025
いま北海道でオオズワイガニが大量発生していて、1杯200円とかで売られています! 名前から大きなカニな気がしますが、大量発生中のものは大きくありません。またいわゆるズワイガニとは種類も違います! ただ食べると美味しいです、オオズワイガニ! https://t.co/npbBkTcJb1 pic.twitter.com/hX5Yrt7PUL
— 地主恵亮 (@hitorimono) July 21, 2023
小さめのカニがたくさん届いたのでおうちでお祭りしてました!
2週間くらい前にツイが流れてきた北海道で大量発生中のオオズワイガニ、めちゃくちゃ美味しい〜(・∀・) pic.twitter.com/zrkq9ArArZ
— ちはる(Nyoro) (@nyoro_mon919) October 18, 2023
蟹祭り🦀北海道で網にかかり漁師さんが大変って事で売っていたオオズワイガニが届いた〜蒸したら美味しい。子ども達は蟹味噌や卵食べないから母独り占め🤭 pic.twitter.com/WJ5pAluZd9
— nannan (@6ajisai6) October 30, 2023
商品価値が低いけど美味しいオオズワイガニです
#たーゆ飯 pic.twitter.com/ELaGulQ7iW— ゆーた (@yutakun654) January 4, 2025
まとめ
「オオズワイガニはまずい」と言われる理由には、解凍ミスや調理法の誤り、そして他のカニと比べたときの期待値の違いなど、様々な背景があります。
しかし、その特徴を理解し、適切に調理することで十分に美味しく楽しめるカニであることも事実です。
特に鍋料理や出汁料理では、その真価を発揮します。
価格と量のバランスを考えれば、コスパの良いカニとして非常に優秀。
今後は「まずい」という先入観を一度捨てて、オオズワイガニの魅力をぜひ再発見してみてはいかがでしょうか?